3点止めにマイクロティルトと言った独自の機構が盛り込まれた70年代から、クラシックな4点止めに原点回帰し始めた1980年代前期の極僅かな期間のみ作られた「GOLD Jazz Bass」、本来はモデル名の通りゴールドフィニッシュにゴールドパーツと言ったゴージャスなルックスでしたが、ボディがホワイトにリフィニッシュされた事で落ち着いた高級感のあるデザインに仕上がった1982年製の中古品です。

重たいアッシュボディ、ホワイトバインディングの巻かれた1-Pieceメイプルネック、ブラックのドットポジションマークにマイクロティルト機構を持たないクラシックな4点止めのネック。ブラックパーツが採用された70年代後期の特徴から一転して、ピックガード・ピックアップカバー・コントロールノブもホワイトで統一されております。

古い段階でボディはゴールドからホワイトにリフィニッシュされており、塗装剥がれや弾き傷/擦り傷と言った経年相応の使用感が有ります。ネックジョイントプレートによるボディ塗装の凹みや剥がれは一致していますが、ネックヒールに僅かにオリジナルのゴールドの塗装が残っています。ピックガードのノイズ対策用シールド下に見える刻印は81年、ピックアップはフロント＆リア共に82年デイトのグレイボビン、確認出来るポットデイトは85年で、本来は取られていないはずの各ポットのアースが繋がれているため恐らくリフィニッシュと合わせて後年にポット類が交換されているようです。

ネックはほぼすトレーレートの丁度良い状態でトラスロッドの効きも良好、オリジナルのフレットは高音弦側のローポジションが若干減っているものの気になるようなビビりや音詰まりは無く演奏性も良好です。

ゴールド×ゴールドとは異なり、ホワイト×ゴールドになる事で落ち着いた高級感のあるルックス、重たいアッシュボディによる輪郭を持ったジャズベースサウンドが心地よく、見かける事の少ない1980年代前期かつしっかり使える格好良いジャズベースをお探しの方にオススメの一本です。

ブランド	Fender
モデル	Gold Jazz Bass Refinish Olympic White
製造年	1982年
コンディション	通常使用する用途において問題無し
重量	5.10kg
付属品	Fender Tweedハードケース